陸上自衛隊・別府駐屯地に勤務する23歳の男性自衛官が銃の弾倉を隠したり、同僚の私服を盗んだりしたとして、懲戒免職になりました。また、弾倉の収納状況の確認を怠ったとして男性自衛官2人も懲戒処分となりました。
懲戒免職となったのは、陸上自衛隊・第41普通科連隊の男性陸士長(23)です。
別府駐屯地によりますと、陸士長は2022年の10月13日、駐屯地内で銃に装てんする弾倉1個を武器を格納する倉庫に戻さず隠したほか、2013年の1月3日には、同僚隊員の私服など(計6万5千円相当)を盗んだということです。
駐屯地が窃盗事案を調べていた際、陸士長本人が弾倉をしまわなかったことを告白したということで、「弾倉がなくなれば予定されていた部隊の訓練がなくなると思った」と話しているということです。
また、武器の全数確認を怠ったとして、第1空挺団の男性2等陸尉(28・当時第41普通科連隊所属)を減給30分の1・1か月、第41普通科連隊の男性2等陸曹(48)を戒告の懲戒処分としました。
第41普通科連隊の小林直基連隊長(1等陸佐)は「本事案を深く受けとめ、教育指導を徹底し、さらなる指導につとめていく所存です」とコメントしています。
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