大分県日出町で計画されているイスラム教の土葬墓地について安部町長が17日夜、別府ムスリム教会に町有地を売却しない方針を正式に伝えました。
日出町では別府ムスリム教会が土葬墓地の整備を計画していて、前の本田町長のもとでは条例に適合するとして町有地の売却に向けた手続きが進められていました。
しかし、8月の町長選挙で計画の中止を訴えた安部徹也さんが当選し、17日夜、就任後初めて教会を訪れて、町有地を売却しない方針を正式に伝えました。
(日出町・安部徹也町長)「選挙で町有地を売らないでほしいというのが民意だということで、町有地を売るのはなかなか難しいのではないかという話をさせていただいた」
(別府ムスリム協会 カーン・ムハマド・タヒル・アバス代表)「(埋葬できなくて)いま緊急事態です。私たちはすぐお墓を作らないといけない。とてもがっかりした」
教会側はこれまでの計画を進めるよう求めていて、町は解決に向けて国に働きかけたいとしています。
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