新潟県魚沼市の小学6年生2人が、市内の田んぼで倒れていた90代の女性を迅速に救助し人命救助に貢献したとして、警察と消防から感謝状が贈られました。

「頭がこっち向きで…、こんなふうに…、こんな感じで倒れてました」

こう当時の様子を説明してくれたのは、魚沼市立広神西小学校の6年生、橘桐真くんと佐藤蒼介くんです。

9月14日午後1時過ぎ、橘くんが佐藤くんの家に向かっていた時のことでした。
魚沼市の田んぼで90代の女性が仰向けに倒れて動けなくなっているのを発見したのです。

橘桐真くん
「おばあちゃんの命が危ないと思いました」

橘くんは、助けを求めて佐藤くんの家に急ぎました。
家にいたのは佐藤くん1人で、すぐに現場に駆け付け、2人で手分けして救助活動を始めました。

橘桐真くん

橘くんは現場近くの家に駆け込んで家の人に通報してもらいました。

橘桐真くん
「知らない人の家で、ちょっと気まずいなと思っていたんですけど、おばあちゃんのためならいいなと思って…」

その間、佐藤くんは女性の意識があるかどうか確認するために、声をかけ続けたそうです。

佐藤蒼介くん

佐藤蒼介くん
「『大丈夫ですか』とか、『なんか欲しいものとかありますか』とか…助かってよかった」

女性は駆けつけた救急隊員によって病院に運ばれ、命に別状はなかったということです。

「ここに感謝の意を表します」

そんな2人には、警察と消防から感謝状が贈られました。
2人は「今後も人助けをしていきたい」と話していました。

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