青森県が生産量で日本一を誇る「リンゴ」。

青森を象徴する観光コンテンツとして、県ではこれまでにパズルゲーム「ぷよりんご」などを開発し、PRに努めてきましたが、このほどある商品が完成し、クリアする難しさで注目を集めています。

全面「赤」のルービックキューブ

白川舞アナウンサー
「県が去年の8月に企画したあるものが話題を呼んでいるんですそれが…『アオモリックキューブ』です」

6つの面の色や絵柄を揃えるルービックキューブ。一味違うのが絵柄に県の特産品「リンゴ」が使われていることです。

県産リンゴの代表的品種「ふじ」やさわやかな酸味が特徴の「ジョナゴールド」など6種類がプリントされています。

白川舞アナウンサー
「普通のルービックキューブは色が違う。こちらのアオモリックキューブはそれぞれに柄の特徴はあるが全面赤色だから難しいですね」

青森県の話題を紹介するSNSではすでに10万回を超す閲覧を記録するなど、にわかに注目を集めています。

企画したのは県庁きっての“インフルエンサー”

この難解なパズルを企画したのは県観光政策課の三上悠維さんです。

県観光政策課 三上悠維さん
「品種の豊富さも注目してほしくて、県内の市場に流通しているリンゴは40種類以上ある。それぞれのリンゴが味わいだけでなく、見た目にも特徴があるところに着目し、キューブで遊びながら青森県のりんごに思いを馳せていただきたい」

三上さんは県庁きっての“インフルエンサー”です。
2024年に入ってからも、人口10万人あたりの公衆浴場が全国トップ、県民の風呂好きを反映したステッカーが注目を集めたほか…

今回と同じくリンゴを使って話題となったのは「ぷよりんご」。県産リンゴを同じ種類ごとに並べ、消していくパズルゲームです。このリンゴを使ったパズル、2つに共通するのはその「難しさ」です。

「なんてものをつくってしまったのだろう…」企画者も音を上げた

企画した三上さんが挑戦してみますが…。

挑戦する三上さん
「なんてものをつくってしまったのだろう…」

三上さんが音を上げるこの「アオモリックキューブ」。
2023年8月の試作品公開から1年2か月…。商品化にこぎつけ、17日に販売がスタート。

空港や土産品店での販売や宿泊施設で提供品にも決まり、青森の観光の新たな名物になるかもしれません。

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