名古屋市東区で昨年5月、酒を飲んだ状態で乗用車を運転し、同乗者3人を死傷させた罪に問われている当時19歳の男の裁判員裁判が始まり、男は起訴内容をおおむね認めました。

起訴状などによりますと、当時19歳だった愛知県春日井市に住む20歳の男は昨年5月、名古屋市東区で酒を飲んだ状態で乗用車を時速100キロ以上で走行させ、橋の欄干に衝突しました。

同乗していた友人のうち、当時19歳の女性を死亡させたほか、男性2人に大けがをさせた危険運転致死傷などの罪に問われています。

名古屋地裁で16日開かれた初公判で、男は「メーターを見ていないので何キロ出ていたかはわからないが、当時スピードはかなり出ていた」「それ以外は間違いありません」と起訴内容をおおむね認めました。

続く冒頭陳述で検察側は「パトカーを見かけ飲酒運転が発覚すると思い、猛スピードでカーブに侵入し事故を起こした」と指摘しました。

一方、弁護側は事実に争いはないものの「異常なまでのスピードが出ていたのかよく考えてほしい」と訴えました。

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