首都圏で相次ぐ「闇バイト」による強盗事件を巡り、神奈川と埼玉両県であった三つの事件で、指示役とみられる人物が使っていた通信アプリのアカウント名が一致したことが、捜査関係者への取材で分かった。一連の強盗事件で、指示役が共通している可能性がある。  捜査関係者によると、この3事件で逮捕された実行役らは、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で犯行の具体的な指示を受けていたとされる。実行役らのスマートフォンを調べた結果、指示役のアカウント名が同じだった。  一致したのは、8〜9月にあった神奈川県の厚木市と鎌倉市、さいたま市の強盗事件だった。  さらにこのアカウント名は、東京都練馬区で9月10日夜に発生した逮捕監禁事件にも関与していたことが判明。事件では40代男性にバールなどで暴行を加え、乗用車内に監禁したとして、警視庁が逮捕監禁致傷容疑で実行役ら男5人を逮捕した。指示役のアカウント名が3事件と同じだった。  一連の強盗事件は8月以降、4都県で連続発生している。(鈴鹿雄大、米田怜央) 

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