17日氷見市では地盤工学の専門家らが市が検討する液状化対策の具体的な工法について意見を交わしました。
氷見市ではこれまで特に液状化被害が大きかった北大町や栄町など7つの地区で再液状化を防ぐため公共施設と宅地が一体となった対策工法を検討。
具体的には一帯の地下水位を下げて地盤を改良する、「地下水位低下工法」と地中に壁をつくり水が入らないようにする「挌子状地中壁工法」を軸に選定を進めてきました。
工法の選定については来月8日に任期を迎える林市長が今回の会議で「具体的な工法を決めたい」としていました。
しかし、きょうの会議では委員から工法の費用対効果や地層と地下水の流れをもっと細かく把握べきなどといった意見が相次ぎ、工法の決定には至りませんでした。
液状化対策検討委員会 三村衛委員長「地下水位を何とかさわりながらやっていこうという方向性は見えたと思うんですけどまだ具体的な工法については少し決定する段階ではないというのが本日の委員会での結論でございます」
氷見市 林正之 市長「出来れば任期中に決めていただければと思ったんですが、今回いろいろまだまだ課題があるなということをきょうの委員会でもご指摘いただきましたのでしっかり精査しながらなるべく早く、次回の委員会等で対策工法を決めれるような形に整理をしていきたい」
次回の会議は12月下旬に予定されていて、林市長の任期中の工法の決定は厳しくなりました。
氷見市 林正之 市長「まずはしっかりと検討していい対策工法を委員の皆様方と議論をしながら決めていただくということが大事だろうと思っておりますので若干遅れることにはなりましたけれどもしっかりと対策工法を今後も行政、次の市長にバトンタッチを致しますけども対策工法を決めていただきたい」
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