2022年、仙台市内で知人男性を殺害し切断した遺体を埋めた罪などに問われている男の初公判が17日、仙台地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を認めました。
殺人や死体遺棄などの罪に問われているのは住所不定、無職・前田広樹被告(32)です。
起訴状によりますと、前田被告は、2022年11月、同じく殺人などの罪に問われている交際相手の山口優被告と共謀し、当時住んでいた仙台市青葉区のアパートで知人の当時22歳の男性の首をタオルのようなもので締め付け殺害したうえ、遺体をチェーンソーで切断し若林区荒井地区に埋めたなどとされています。
17日、仙台地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、前田被告は起訴されている7つの罪について全て「間違いない」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は、前田被告が被害者の男性に対し日常的に暴行を加えていたなどとしたうえで、男性が持病の発作により被告の自宅を荒らしたため、腹を立て犯行に及んだなどと指摘しました。一方、弁護側は、起訴内容のうち被告が被害者に便を食べさせたとする強要罪については成立しないと主張しました。判決は11月7日に言い渡されます。
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