1966年に静岡県で起きた一家4人殺害事件で袴田巌さんの無罪が確定したこと受け、静岡県警の津田隆好本部長が10月11日に被害者の遺族と面会し、事件の真相を解明できなかったことに対し「申し訳ない」と謝罪したことが、17日の定例会見で分かりました。

袴田巌さんの無罪判決をめぐっては、10月月9日に検察が上訴権を放棄し、袴田さんの無罪が確定しました。

これを受けて、静岡県警の津田隆好本部長が11日の夜に県警本部で被害者の遺族と面会し、「長きにわたりご心労をおかけしていること。事件の真相を解明することができなかったことについて申し訳なかった」と謝罪したということです。

面会した被害者の孫にあたる男性から「これまでインターネットの掲示板などで親族に対する根拠のない誹謗中傷の書き込みがされてきましたが、無罪が確定したことで更に増えるのではないか心配している」という話があったことも明らかにしました。

津田本部長は「名誉棄損に当たるような投稿があった場合には厳正に対応します」と伝えたということです。

一方、袴田さんへの謝罪については、直接、謝罪をする意向があるとした上で、日時や場所などは調整中としています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。