カメラのトラブルで中断している福島第一原発の燃料デブリ取り出し作業について、東京電力は16日、不具合のあったカメラの交換に向けた作業を始めました。

福島第一原発2号機では、9月から溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出し作業が、取り出し装置のカメラの不具合で中断しています。カメラは、格納容器内の非常に高い放射線の影響で映らなくなったとみられ、東京電力は16日午前8時半から、カメラの交換に向けた作業を始めました。

16日は取り出し装置の汚染状況などを確認し、カメラを交換するのに問題がないとして、17日、装置の先端に取り付けられたカメラ1台を新しいカメラに交換する予定です。交換作業は手作業で行われ、完了までに2週間程度かかる見通しです。

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