灯油や重油などを混ぜて製造される「不正軽油」の使用や流通を防ごうと、嘉手納町で16日、軽油の抜き取り調査が行われました。
この調査は、全国118か所で一斉に実施されたもので、県内では16日午前、嘉手納町の国道58号で行われました。調査では県の職員らが通行するトラックなどディーゼル車を対象に、タンクから燃料を抜き取って調べたり、ドライバーから給油の場所などを聞き取ったりしました。
「不正軽油」は、軽油にかかる税金の負担を免れる目的で作られ保管したり使用したりすることで、脱税とみなされます。
県によりますと県内ではここ数年不正軽油の使用は確認されておらず、全国的にも減少傾向にあるということです。
しかし燃料価格が高騰するなか、不正軽油が流通しやすい状況にあり、県は不正軽油を使わないよう呼びかけています。(16日 中部通信員 高瀬弘行)
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