部下を長時間立たせたまま指導したり性的な要素を含む指導をしたりしたなどとして、航空自衛隊浜松基地は10月16日、50代の2等空佐を停職35日の懲戒処分にしたと発表しました。

懲戒処分を受けたのは、航空教育集団司令部に所属する50代の2等空佐です。

浜松基地によりますと、この2等空佐は当時勤務していた部隊で、2023年5月11日から12月までの間に、部下の隊員を長時間立たせたまま指導をしたり休暇中の隊員を強制的に出勤させたりしたほか、10月頃には複数の隊員に配慮を欠いた発言をして、精神的苦痛を与えて職場環境を悪化させたということです。

またこの2等空佐は同じ2023年、部下の隊員に性的な要素を含む指導をしたり、頭に触れたりして、不快な思いをさせていたということです。

2023年12月に被害を受けた隊員からの申し出があったことから事態が発覚したということです。聞き取りなどの調査を進めた結果、被害を受けていたのは合わせて4人の隊員で、2等空佐は一連の行為を認めているということです。

今回の処分について浜松基地司令の鈴木大空将補は「このような事案が再び起きないよう隊員に対する教育指導の徹底を図ってまいります」とコメントしています。

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