2024年の青森ねぶた祭で新たに採用した「2点スタート方式」で、すべての運行団体がコースを1周することができたため、祭実行委員会は2025年以降の継続を検討することになりました。
青森ねぶた祭実行委員会は15日、2024年の祭の事業報告を行いました。この中で、新たに採用した出発地点を2か所にする「2点スタート方式」で、すべての運行団体がコースを1周できたことが報告されました。
ねぶたの運行方式は、これまで課題となっていて、2023年と2022年は出発地点から順番にねぶたが出陣する「吹き流し方式」で、時間内に1周できない団体がありました。
青森ねぶた祭実行委員会 佐藤健一 実行委員長
「ねぶたの運行がスムーズにいって、周り切れないということがなかったということでは観客の皆さんには十分楽しんでいただけたと思う。来年の春に行われる実行員会で協議になりますけど、私としてはこの方式は踏襲したい」
また、2024年の祭りの人出は、速報値から7万人増えて105万人となりました。有料観覧席の申し込みは2023年より約5000席多い5万9000席で、主に団体の増加が寄与しました。
祭実行委員会の収入は、見込んでいた額より約3900万円増加したため、一部を海上運行の台船の修理などに充てるということです。
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