10月15日に公示された衆議院選挙。関西では維新と公明が直接対決です。

 大阪市大正区、住吉区、西成区、住之江区という4つのエリアからなる大阪3区。公明が長らく議席を守ってきた地に維新も初めて挑む、大阪の注目選挙区です。

 立候補したのは、届け出順に、次の5人です。

 公明党・副代表の前職、佐藤茂樹さん(65)。4期連続当選した成果と自公政権の連携をアピールし、経済政策を訴えます。

 (公明・前職 佐藤茂樹さん)「皆さんの大切な暮らしと日本の未来をどの政権に託していくのか。安定した政権基盤のもとで、しっかりと政策実現をしていく力があるのは、自民党・公明党のこの自公政権しかない」

 共産党・准中央委員の新人、渡部結さん(43)は、学費などの負担軽減や賃上げにあわせて、働き方の改善を訴えます。

 (共産・新人 渡部結さん)「賃上げと一体に働く時間を大幅に短縮をして、自由な時間の拡大を。仕事も家庭も、そして自分の時間も大事にできる、ともに分かち合える、そういう働き方・生き方が当たり前になる日本を一緒に実現していこうではありませんか」

 無所属の新人で不動産会社社長の中条栄太郎さん(55)は、選択制夫婦別姓の反対を訴えます。

 (無所属・新人 中条栄太郎さん)「選択的であろうが、家族の名字をばらばらにし、子どもの名字を夫婦で取り合うとか、そういった家族の疎外感を生む、絆を傷つけてしまう制度に対しては、私、中条栄太郎はなんとしてでも阻止したい」

 日本維新の会の新人、東徹さん(58)は、参議院から鞍替えして出馬。大阪での維新の実績を訴えます。

 (維新・新人 東徹さん)「14年前までは大阪市、大阪府、財政状況も厳しく、そして東京一極集中。でも皆さん、成長する大阪へと変わってきたのが、今の大阪です。今の日本の政治を変えることができるのは維新の会でしかできません」

 立憲民主党からは元職の萩原仁さん(57)が立候補。国民の生活の安定を訴え、議員再選を狙います。

 (立憲・元職 萩原仁さん)「日本の景気・経済、低迷をしていっている。こんなに低迷してきているというのは、政治の失敗にほかならないと思っています。何よりも皆さんの日々の暮らしをしっかりと守っていかないといけない。これが政治の一番の責任ではないかと思っております」

 衆院選の投開票日は10月27日です。

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