子どもに多くみられ、咳が長引くことが特徴の「マイコプラズマ肺炎」。
全国の患者数が2週連続で過去最多を更新しました。
「マイコプラズマ肺炎」は発熱や長引く咳が特徴の子どもに多くみられる感染症です。
国立感染症研究所によりますと、全国およそ500の医療機関で、今月6日までの1週間に報告された「マイコプラズマ肺炎」の患者は、6週連続で増加しました。
1医療機関あたりの患者数は1.94人で、1999年に現在の方法で統計を始めてから、最も多かった前の週よりさらに増え、2週連続で過去最多を更新しました。
厚労省は「マイコプラズマ肺炎は秋冬に増加する傾向があり、今後さらに感染が広がる可能性がある」として手洗い・マスクなど基本的な感染対策を呼びかけています。
また、手や足、口の中に発疹ができる「手足口病」の全国の患者数も増加しています。
「手足口病」は手や足、口の中に水疱性の発疹ができるウイルス性の感染症で、4歳くらいまでの子どもを中心に広がります。
全国およそ3000の小児科で今月6日までの1週間に報告された患者は1医療機関あたり8.62人で、2週連続で増加しました。
「警報レベル」の目安とされる「5人」を前の週に続き、超えています。
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