ノーベル平和賞受賞が決まった日本被団協の活動を国内外で牽引してきた被爆者の1人、故・谷口稜曄さんの墓前に13日、遺族らが報告しました。

日本被団協の元代表委員谷口稜曄さん。原爆で蝕まれた体で40ヵ国以上を訪れ傷をさらしながら核廃絶を訴え続けました。

13日は、墓前に遺族や被爆者らが訪れ、谷口さんらが草の根で始めた活動が世界に認められたこと、そして核兵器の威力によって平和を保つとする「核抑止論」を打ち破っていく覚悟を報告しました。

谷口さんの長女・寺坂澄江さん(67)
「あーよかったー。みんなありがとう頑張ったねって言ってると思います。核兵器を絶対に使わせない覚悟を持って出て行っていたと思う」

日本被団協・田中重光(たなか・しげみつ)代表委員(83)
「政治指導者に警鐘を鳴らす、そういう意味でも受賞できたんだと思います。(核保有国が)核兵器を捨てないといけない、そういう所まで追い詰めていきたいと思います」

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