死刑制度廃止を訴える市民団体主催のイベントにオンラインで参加し、あいさつする袴田巌さんの姉ひで子さん=13日午後、東京都千代田区

 1966年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌さん(88)の姉ひで子さん(91)が13日、東京都内で開かれた死刑制度廃止を訴える市民団体主催のイベントにオンラインで参加し「死刑は人間が人間を殺すこと。私は反対している。廃止を心から願う」と述べた。  ひで子さんはあいさつで、30歳くらいまで死刑制度を当たり前と捉え、それほど関心を寄せてこなかったと明かした。袴田さんが確定死刑囚となり「『これは大変だ』と思い始めた」と心境の変化を語った。  イベントが開かれた東京都千代田区のホールには約150人が集まった。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。