中三弘前店の閉店などで賑わいを失いつつある青森県弘前市の中心市街地について、弘前商工会議所は早急に活性化の基本計画を策定するよう市に要望しました。櫻田宏市長は「街を作り直す時期に来ている」との認識を示しました。
弘前商工会議所の今井高志会頭たちは弘前市の櫻田宏市長を訪ね、来年度に向けた要望書を手渡しました。
最重点要望になっているのは、中心市街地の賑わい作りで活性化基本計画を早急に策定することを求めました。
弘前商工会議所 今井高志 会頭
「早く基本計画を立ててほしい。特に土手町。一緒になって考えていきたい。新たなまちづくりを根本的に考えた上で計画を立て進めていかなければならない」
弘前市では、土手町通りのランドマークとして60年以上、愛されてきた老舗百貨店の中三弘前店が8月に閉店しています。さらに、9月末には弘前駅前にあったイトーヨーカドー弘前店が撤退するなど、中心商店街の空洞化が進んでいて櫻田市長も対策の必要性に言及しました。
弘前市 櫻田 宏 市長
「市としても中三の閉店は大きな課題と認識している。これをきっかけに皆さんの意見を集める場を作り、まちの新たな作り直しをしたい」
今回の要望を受けて、櫻田市長は年内に市と商工会議所で中心市街地の活性化に向けた意見交換や検討の場を設けたいとしました。
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