鹿児島県出身の仏像彫刻師による作品展が鹿児島市ではじまりました。

一本の木から彫りだした躍動感のある仁王像や、桜島の溶岩を塗料に使った不動明王の像。制作したのは鹿児島市出身の義村幸さん(80)です。

義村さんは鹿児島経済大学を卒業後、埼玉県警に就職し、凶悪事件の捜査などを担当。47歳の時に仏像彫刻師と出会ったことをきっかけに仏像づくりにのめり込みました。

年間1体のペースでつくり続け、埼玉を拠点に寺に仏像を奉納したほか教室を開き、講師としても活躍しています。

今回の作品展は80歳を記念して故郷・鹿児島で開いたものでこれまで制作した35体の仏像や同じ鹿児島出身の3人の弟子の作品も展示されています。

(仏像彫刻師 義村幸さん)「(彫る人)の特性や個性が出て微妙に違う。見比べながら見学してもらうとより興味がわくと思う」

作品展はあさって13日まで鹿児島市の黎明館で開かれています。

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