沖縄都市モノレール株式会社は11日、運賃の値上げ改定を国に申請したと発表しました。大人の初乗り運賃が230円から250円に、それ以上の区間の料金も現行運賃より一律で20円上がる申請内容です。

申請は電力費や物価、人件費の高騰などが理由だとしています。

沖縄都市モノレール「ゆいレール」は那覇空港駅~てだこ浦西駅間の約17.0kmを運行していて、昨年度は約2000万人の輸送実績を記録していますが、コロナ禍以降の収益悪化で、2020年度から純損失を出す経営状態が続いていました。

ラッシュ時は混雑も激しい「ゆいレール」


こうしたなか、安定的な運行を維持するために運賃水準の引き上げを申請したということです。値上げ申請が認可されれば、運賃が改定されるのは 2025年2月以降となる見通しです。

普通旅客運賃(大人)
10km~13kmまで (現行)230円 (申請)250円
13km超~16kmまで (現行)270 円 (申請)290 円
16km超え~19kmまで (現行)300 円 (申請) 320 円
19km超え~13kmまで (現行)340 円  (申請)360 円
13km超え~17kmまで (現行)370 円  (申請)390 円

3両編成も導入


一方、通勤・通学の定期運賃は、家計負担を考慮して据え置くということです。

沖縄都市モノレール社は、「引き続き経営改善のための各種施策の推進にも努めてまいりますが、不足する費用の一部について、お客様にもご負担をお願いすることと致しました」とコメントしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。