(キャスター)解散総選挙の日程が今月15日公示、27日投開票に決まりました。ここからは、取材にあたっている記者とお伝えします。

(記者)今回、解散は石破総理就任から8日後、投開票は26日後で、いずれも戦後最短のいわば、短期決戦となります。

(キャスター)衆院選には、鹿児島県内4つの選挙区でこれまでに12人が立候補を予定していますが、この短期決戦をどう戦っていくことになりそうですか?

(記者)はい、ここからは選挙区ごとに候補者の顔ぶれを見ていきます。

鹿児島1区

まず鹿児島1区です。鹿児島市北部と桜島、三島村・十島村がエリアです。

▼自民党前職の宮路拓馬さん、▼立憲民主党・比例九州前職の川内博史さん、▼参政党新人の昇拓真さんが立候補を予定しています。

宮路さんと川内さんは、前回に続く対決となります。宮路さんは前回、長く1区を地盤としてきた川内さんを破りましたが、立憲は4月の鹿児島市議選で議席を増やしています。前職同士の構図に昇さんも加わり、激しい戦いが予想されます。

(自民党・前(3) 宮路拓馬氏)「政治・自民党への信頼が失われた中で、どう信頼を回復するかが第一。人口減少が最大の国難だと思っている。その中でどういう国のありかた、社会のありかたを示していくか、戦いの中でしっかり伝えていきたい」

(立民・比例九州前(7) 川内博史氏)「非常に残念。政治は国民・県民一人ひとりの生活やくらし・なりわい・仕事を支えるためにあるのであって、自民党の裏金問題や統一教会問題を隠すためにあるのではない。選挙に勝ち切ることによって証明していきたい」

(参政・新 昇拓真氏)参政党新人の昇拓真さんは、「政治への関心が薄い方々、特に若い方に興味を持ってもらうキッカケとなるような訴えがしたい。投票したい政党が無い方にぜひ参政党を知ってもらいたい」とコメントしています。

鹿児島2区

鹿児島2区は、鹿児島市の谷山地区から喜入にかけての南部と、南薩、それに奄美群島です。これまでに5人が立候補を予定しています。

2区に立候補を予定しているのは、▼無所属前職の三反園訓さん、▼自民党・比例九州前職の保岡宏武さん、▼共産党新人の松崎真琴さん、▼日本維新新人の辻健太郎さん、▼参政党新人の矢竹ゆかりさんです。

現在の区割りになった2017年以降で、県内で1つの選挙区に5人が立候補すれば、過去最多となります。

自民党の公認候補を巡って激しい火花を散らした三反園さんと保岡さんの前職2人に対し、野党の新人3人が挑む構図となりそうです。

(無所属・前(1) 三反園訓氏)「国民の生活を良くする。国民がなにを考え、思い、どうしてほしいのかを応えられる正直な政治にしたい。国民の思いに応えられる政治にできるかどうか、そこが一番問われる選挙」

(自民・比例九州・前(1) 保岡宏武氏)「3年間の東京での、永田町での仕事、地元を回ったことからくる私の思いを、有権者のみなさんにきちんとお届けできるいい機会だと考えている。そこに集中して選挙戦を戦っていきたい」

(共産党・新 松崎真琴氏)「党利党略、国民不在、この政治に怒りの思いを感じている。この政権に私たちの暮らしや子どもたちの未来は託すわけにはいかない。何としてもこの総選挙、自民党政治を終わりにして、新しい希望が持てる政治をつくっていきたい」

(維新・新 辻健太郎氏)日本維新・新人の辻健太郎さんは「日本を停滞させ、政治不信をここまで大きくした政治家の責任は重大です。この選挙を、皆様と共に、鹿児島から日本の未来を創るスタートとする決意です」とコメントしています。

(参政・新 矢竹ゆかり氏)参政党の矢竹さんは、「若者の未来を奪う政治、高齢者いじめの政治に終止符を打つ。そのために参政党の理念や政策を伝えていきたい」と話しています。

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