解散総選挙の日程が今月15日公示、27日投開票に決まりました。
鹿児島3区
鹿児島3区は、北薩・西薩と伊佐・姶良地域がエリアです。
顔ぶれは前回と同じで、▼立憲民主党・前職の野間健さん、▼自民党・比例九州前職の小里泰弘さんの2人です。
野間さんと小里さんは前回・前々回に続き3度目の戦いになります。自民党の裏金問題などを批判する野間さんに対して、石破政権の農林水産大臣として初入閣した小里さんは小選挙区の奪還を目指しています。
(立民・前(3) 野間健氏)「ある特定の人たちだけが利益を守られて、法を超越して守られている。こういうおかしな構造をみなさん憤っていると思う。やはりこれを大きく転換させる。光の当たってないみなさんのために、何としても戦い抜いて政治を正していきたい」
(自民・比例九州前(6) 小里泰弘氏)「小選挙区で必ず勝ち抜く、その決意で頑張る。農林漁業・観光の振興・都会から地方への人の流れを作る。安心安全で活力あるふるさとを作っていく。地域活性化・地方創生しっかりと訴えていきたい」
鹿児島4区
鹿児島4区は、大隅・熊毛地域と霧島市です。
▼自民党・前職の森山裕さんと、▼社民党新人の山内光典さんの2人が立候補を予定しています。
石破総裁のもと自民党の幹事長に就任し、8期目を目指す森山さんに対し、馬毛島の自衛隊基地整備に反対している社民党の山内さんが挑みます。
(自民・前(7) 森山裕氏)自民党・前職の森山裕さんは、党の幹事長の業務などでコメントは得られていません。これまでの取材では第一次産業の振興やインバウンドの促進を掲げ、「鹿児島の発展に微力を尽くしたい」と述べています。
(社民・新 山内光典氏)「馬毛島の基地建設が戦争につながる可能性がある。将来に禍根を残すので反対していく。安心して引き継がれる農業を作っていきたい」
(キャスター)ここまで、立候補予定者の顔ぶれと訴えでした。一方、今回、候補者を擁立していない県内の政党は、衆院選をどのように見ているのでしょうか。
(記者)公明と国民民主は、比例九州ブロックでの候補者の当選を目指すとしています。
(公明党県本部 松田浩孝代表代行)「衆議院選挙は政権選択の選挙なので自民党・公明党の政権を選んでいただくようしっかり頑張ってまいりたい。我々は比例区しかない。人物ではなく『公明党』という名前を書いてもらわないといけない。比例区含めお願いしている」
(国民民主党県連 三反園輝男代表代行)「まだ首班指名されてない前に衆議院の解散について発言したことについては国会軽視と言わざるを得ない。(比例では)九州ブロックの各小選挙区の4人の当選を九州ブロック全体として目指す」
(キャスター)今回の衆院選の争点はどのような点が予想されますか?
(記者)今回の選挙では、自民党派閥の裏金問題や、物価高が続く中での経済対策が主な争点になる見通しです。
これに加えて鹿児島では、西之表市馬毛島で進むアメリカ軍の訓練移転と自衛隊基地整備をはじめとした安全保障の問題や、この70年近くでおよそ50万人減った人口の減少対策なども争点となりそうです。
(キャスター)活発な議論を期待したいですね。
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