「未納料金がある」「本日中に返金すれば裁判にならない」などというウソの電話で、20代の男性が79万6000円をだまし取られていたことが分かりました。
高知県警によりますと10月2日の午後1時ごろ、高知県安芸郡の20代男性の携帯電話に+1で始まる電話番号から「NTTファイナンスです。未納料金があります。確認が必要な方は1を押してください」という音声ガイダンスの電話がかかってきました。
男性が指示に従いボタン操作をすると、NTTファイナンスの職員を名乗る男につながり、「クラウドの未納料金がある」「本日中に返金すれば裁判にならない」「個人情報保護委員会から連絡がある」などと言われました。
しばらくすると、別の+1で始まる電話番号で個人情報保護委員会のタムラを名乗る男から電話があり「クラウドの誤登録が証明できれば95パーセントは返金されるが、先に未納の29万6000円の支払いが必要」などと言われ、男性は指定された口座に29万6000円を送金しました。
さらに男性は個人情報保護委員会のタムラを名乗る男から「別の未納料金が発生している」などと追加の支払いを指示され、指定された口座に50万円を追加で送金し、合わせて79万6000円をだまし取られたということです。
高知県内では今年、37件目の特殊詐欺事件で約1億7649万円がだまし取られています。今回のような「架空料金請求詐欺」は今年に入って13件目で、県警は「焦らず冷静になって誰かに相談してほしい」と呼びかけています。
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