衆議院解散で、県内でも事実上の選挙戦に突入します。県内各政党を取材しました。
裏金問題などで逆風がありながらも、議席の拡大を目指す自民・公明は―
▽自民党沖縄県連・島袋大会長
「石破政権がどのようなカタチになるかということの信を問う戦いだと思う。争点はやはり(6月に行われた)県議選を通して考えられるのは“経済対策”。目の前のきょう1日の生活をどうするかというのが、最大のテーマだと思っています」
▽公明党県本部・上原章代表
「国民の信頼を回復させる政治改革をやる、政党の本気度が問われていると思う」「去る県議選でも、多くの県民の皆さまに自民・公明が全員当選させて頂いて、改めて今の県民の皆さんのなかに、本当に今の暮らしを守る政治をしっかり作ってほしいんだという声だと私は思っています」
失われた議席の奪還を目指すオール沖縄陣営は、改めて結束を強め戦う姿勢を強調します。
▽立憲民主県連・仲村未央代表
「国民をばかにしたような解散劇だったと非常に憤りを持っている」「政治不信、これをどう改革できるのかというところが今回最大の争点でもあり、国民有権者とともに県民も強くこれを争点だと認識していると思う」
▽日本共産党沖縄県委・鶴淵賢次委員長代理
「不意打ち解散といいますかね、逃げ切りというか。裏金問題や統一教会との問題が明るみに出ないうちに解散しようということでの解散だったと思います」「石破政権に対して沖縄から平和の心を、県民の尊厳をつきつけていくと」
▽社民党県連・照屋大河代表
「沖縄の未来に向かってウチナーンチュが結束して、各政党、色々意見が立場が違うが、力を合わせて自民党政権に立ち向かおうという呼びかけをしながら頑張っていきたいと思っています」
▽日本維新の会 沖縄県議会 當間盛夫会派長
「この機会を得て自民党の過半数割れが起これば沖縄にとって良いのかなと思います」「今沖縄は全体的に政治も経済も中央依存になっていると思いますので、やはり地方分権を沖縄から進めていくことが大事なポイントになってくると思う」
▽れいわ新選組・山本太郎代表
「災害大国日本において、被災地を切り捨てたまま解散総選挙という狂った状態。それに加えて30年になる経済災害」
▽参政党・新里和也沖縄市議
「奪われる日本の国土と富を守り抜くこと、そして失われる日本の食と健康を守り抜くこと、壊される日本の教育と国家アイデンティティを守り抜くこと、これを3つをまず重点的に訴えていきたい」「我が党が第3勢力としてですね、今回名乗りをあげさせて頂くことによって、県民の皆様の選択肢を増やすことになるかと思っております」
県民の声は…
「(政権発足、即解散は)早すぎると思う」
「選ぶ側もどう選んだらいいかも分からないですし」
「(家族に)障がい者を抱えて大変な生活をしているので、どういったふうに援助していただけるのかなって」
「基地問題もありますし、そういった部分のわだかまりを県民とちゃんと協議し合って解決してくれる政治家が選ばれてほしいです」
衆議院選挙は、今月15日公示、27日に投開票される見通しです。
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