パリコレの大舞台を夢見ていた11歳の少女(小学5年)が先月、フランス・パリでモデルデビューを果たしました。ランウエーで演じきった彼女は「またいつか、この舞台に立つ!」と語りました。
フランスの現地時間、9月29日にパリコレデビューを果たしたのは、富山県高岡市在住の11歳、兼松雅(かねまつ みやび)さんです。
2歳から本格的にモデルを目指し、小学3年生の時には富山県内のモデル事務所に所属。これまで様々なファッションショーやCMなどに出演してきました。
今回、パリコレからオファーがあった子供服ブランド「リノぺぺ」のオーディションを受け、激戦を勝ち抜き見事、パリコレへの切符を手にしました。
9月29日、現地パリでは、予定より5時間以上待機するというハプニングがあったものの「リノぺぺ」のモデルとして、夢の大舞台、パリコレのランウエーで見事、演じきりました。
さらに、現地でスカウトを受け、別の子供服ブランドのモデルとしても出演しました。
パリコレでモデルデビューした 兼松雅さん
「夢のパリコレで無事ウォーキングできて嬉しいです。またいつかパリのショーに出れるように頑張ります」
これからの雅さんの活躍に期待です。
パリコレ本番までの道のり…出発前を取材
世界的に有名なファッションショー、パリコレ。大勢のモデルたちの憧れの舞台に富山から挑む少女…。
9月、世界最大規模のファッションショー、パリコレに出演する小学5年生です。
兼松雅さん「冨永愛さんにあこがれていて、何回もパリコレに出ていて。私も、あんなにかっこいい人になりたいなと思った」
今回、パリコレからオファーがあった子供服ブランド「リノぺぺ」のオーディションを受け激戦を勝ち抜き見事、パリコレへの切符を手にしました。
兼松雅さん「その言われた時はもう、実感がなくて。夢なのかなって思って」
母 兼松悠さん「子どものパリコレがあるのを知らなかったので」
父 兼松拓也さん「いまだに信じられてないというか。実感がないというか」
兼松雅さん「とても緊張します」
そんな雅さん。2歳のころには、すでに…。
母 兼松悠さん「ウォーキングごっこをしている動画があったりとか」「足クロスして!(モデルに)なりきっている感じ!腰入れて!」
それから本格的にモデルを目指し、小学3年生の時には富山県内のモデル事務所に所属。
これまで様々なファッションショーやCMなどに出演してきました。
小学1年生から使っているイス。モデルになるために選びました。
兼松雅さん「普通のイスだと、背もたれがあって、寄りかかってしまうけど、このイスだと寄りかからずに、ピシッとできます」
衣装サンプルが完成、その世界観を表現へ…
パリコレに向けて、こんなものも…。
中川アナ「貯まっていますね」
パリコレ貯金です。
兼松雅さん「1万3000円くらいです」
父「お買い物行っても、パリコレ貯金に入れるんだって言ってがまんしたりしている姿を見て、本気なんだなって」
小学校での雅さんはというと…。
「ヨーグルトが余ってますが、おかわりする人?」
給食じゃんけんで大好きなヨーグルトをゲットしてご満悦です。
中川アナ「雅ちゃんってどんな子ですか?」
友達「めっちゃかわいくて優しい子!」
友達「明るい!」
友達「めっちゃおもしろい子!」
中川アナ「パリコレのオーディション受かった時どう?」
友達「びっくりした!」
友達「嬉しかった!」
友達もみんな、雅さんの夢を応援しています。
この日。パリコレで着る衣装のサンプルが出来上がりました。
Lino-pepe デザイナー 高橋洋子さん
「マーメイドみたいな感じで。膝下、すねぐらいにくるはず」
お母さん「すごい形」
雅さん「すご!」
お母さん「すごいね」
リノペペ・デザイナー、高橋洋子さんです。高橋さんにとっても初めてのパリコレ挑戦です。
自分のブランドの世界観を表現できるモデルを探していました。
雅さんが歩き出した瞬間。
Lino-pepe デザイナー 高橋洋子さん
「見つけたなっていう。私が自分の中の高まる気持ちが抑えられなくて。いきなりねパリコレ、夢の舞台に立とうかってね…」
主役は衣装…魅力を引き立たせるのがモデル
そんな雅さんをイメージしてデザインされたパリコレの衣装を本番に先駆け、特別に見せてもらいました。
雅さんの長い手足を活かしたマーメイド型のスカートが特徴。リボンやフリルで可愛らしさを出しつつ洗礼されたイメージに仕上がっています。
Lino-pepe デザイナー 高橋洋子さん
「良いじゃないでしょうか。かわいい!」
雅さんも自分の姿に…。
雅さん「わぁ!」
Lino-pepe デザイナー 高橋洋子さん
「ありがとうございます」
母「上からだな。笑」
モデル・講師 池端忍さん「この状態で、ちらっと鏡見られる?」
衣装が決まり、ウォーキングのレッスンもパリコレを意識したものに…。
あくまでも、主役は衣装。その魅力をより引き立たせるのがファッションモデルの役目です。
池端さん「スカートなのかな?」「バルーンぽい感じ?」
裾が絞られたデザインに合わせて特別なウォーキングが必要です。
モデル・講師 池端忍さん
「足が一本、一本で動いていた方がきれいだね」「多分ね、これぐらい(足を)開いちゃうと、裾がバーンと開いちゃうから。結構(足の開きは)小さめが良いかも」「ちょっと一歩進んだ時に、膝がすれるかなすれないかなぐらいの距離感で。まっすぐまっすぐ。首を気を付けて」
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