泥だらけの神様が集落内の厄を払う、宮古島市の伝統行事「パーントゥ・プナハ」がきのうから行われています。
「キャーーーーーーーー!」
平良島尻(ひららしまじり)地区のパーントゥは、海岸に流れ着いた仮面を村人が来訪神と崇めたことが由来とされていて、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
夕方になると、全身泥だらけの三体のパーントゥが、仮面と杖を手に「ンマリガー」と呼ばれる聖域から姿を現わし、集落中を駆けまわりながら人や建物に容赦なく泥を塗りつけます。パトカーも泥だらけに。
神への畏怖か、泥を塗られる恐怖からか、食べていたかき氷を差し出す子どもたちも!
泥をつけてもらうとこの1年は無病息災で過ごせるといわれていて、集落内には泥のご利益を受けようと訪れた人たちの悲鳴と歓声が響いていました。
島尻のパーントゥは9日まで行われています。
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