長野県山ノ内町の高原のカフェで、グランドピアノに絵を描く、ライブペインティングが行われました。

真っ白なグランドピアノに青いアクリル絵の具を大胆にのせていくのは、画家の真田将太朗さん。

標高およそ1800メートルにある竜王マウンテンリゾートの「SORA terrace cafe(ソラテラスカフェ)」には、9月に誰でも自由に演奏できるストリートピアノが設置されました。

10月5日、営業中のカフェで、ピアノに絵を描くライブペインティングが披露され、訪れた人たちも珍しそうにカメラを向けていました。

訪れた人は:
「ピアノに描くっていうのもね、素敵です。きっと景色にピッタリな絵ができあがるんじゃないかなと思います」

真田さんは戦国武将真田幸村の子孫にあたります。



真田さんは東京藝術大学を卒業し、現在は東京大学の大学院で学んでいます。

信濃の戦国武将・真田幸村の子孫にあたり、長野県には特別な思いがあります。

真田将太朗さん:
「雄大な山の景色だったりとか、どこに行っても大きな自然を感じられるのが長野のいいところだと思っていて、自分が風景をテーマに絵を描くことが多いので、そのモチーフとしても絵を描く場所としても心地の良い環境だと思っています」

風景をテーマにした抽象画が得意で、JR長野駅の構内にも作品があります。

昼までの作業で作品の半分ほどができました。

真田将太朗さん:
「このソラテラスは雲海と直接つながるような景色が見えるので、風景の一部に溶け込むようなそんな画にしようかなと思っています」

翌日作品が完成しました。



翌日、完成した作品のタイトルは「Land scape Piano(ランドスケープピアノ)」。

真田さんは「雲海の景色と親和性を持たせ演奏したくなるように描いた」ということで、今後も、高原ならでは音色を響かせてくれそうです。

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