元日の地震と9月の豪雨で石川県輪島市内の農地などでは大規模に土砂が崩落しました。二重の被害となった現場周辺で8日、農林水産省が専門家を交えた現地調査を行いました。
輪島市の中心部と珠洲市を結ぶ国道249号。海岸にほど近い稲舟町では、能登半島地震で国道に面する斜面が崩れ、土のうを設置するなど応急処置が行われていました。
しかし、9月の能登豪雨で被害はさらに拡大し、近くの集落では、今も75世帯148人に避難指示が出されています。
8日は、農林水産省から派遣された職員と、専門家などおよそ10人が現地調査に訪れ、岩肌から水が出ている様子や岩盤の状態を確認しました。
土砂が崩落した現場は、土砂災害のおそれがあり対策工事が必要となる「地すべり防止区域」に指定されていて、北陸農政局では今回の調査を踏まえ、今後、具体的な対策を考えることにしています。
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