去年、SNSで知り合った女子高校生に性的暴行を加えたうえ、殺害し、栃木県内でレンタカーに遺体を遺棄した罪などに問われている男の裁判で、検察側は懲役28年を求刑しました。

安栖達也被告(29)は去年10月、千葉県の女子高校生(15)に性的暴行を加えたうえ、首を絞めて殺害し、遺体を栃木県上三川町までレンタカーで運んで遺棄した罪などに問われています。

きょう、宇都宮地裁で開かれた裁判で、検察側は「犯行の2か月前から『殺人逮捕まで』『首絞め後』と検索するなど、犯行は衝動的でなく計画的」と指摘。そのうえで、「被害者の恐怖感、絶望感、肉体的苦痛は極めて大きい」として懲役28年を求刑しました。

一方の弁護側は「被害者と会う約束をしてから短期間で会っていて、殺害を計画するきっかけがない」などと犯行の計画性が無いとして情状酌量を求めました。

安栖被告は裁判の最後に、「人生だけでなく、人の命まで奪ってしまい、なんてことをしてしまったんだろうと思いました」「刑務所で事件のことを思い返しながら、一日、一日反省していきます」と「謝罪文」として文書を読み上げ、一礼しました。

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