ことし9月、北海道旭川市の70代の女性が、総務省総合通信局や警察官を名乗る男などから「携帯電話が不正に利用されている」とうその話をもちかけられ、3740万円を騙し取られました。
旭川市に住む70代の女性は、9月中旬、総務省総合通信局を名乗る男から「携帯電話が不正に利用されている」という電話を受けました。
その後、警察に被害届を出すよう言われ、電話口に警察官を名乗る男が出てきました。
そして、「詐欺で捕まった犯人があなたの口座に入金している」「あなたも犯人だ」「あなたが犯人でないというなら捜査に協力して欲しい」「守秘義務があるので他の人には言わないように」などと男に言われました。
女性は警察官を名乗る男からの指示に従い、9月24日から10月4日までの間、5回にわたり、指定されたネット口座にあわせて3740万円を振り込んだということです。
女性はその後、テレビで詐欺の被害のニュースを見て不審に思い、6日になって「詐欺の被害に遭いました」と交番を訪れました。
警察は、警察官を装った人物からお金を振り込むよう求める電話は詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。