富山県氷見市では地域で災害弱者を守ろうと医療的ケア児を対象とした避難訓練が初めて行われました。
氷見市の島尾地区で行われた訓練には、生まれつき脳のしわが少ない「滑脳症」という難病を患っている村上さくらちゃん(9)とその家族、そして地域住民らが参加しました。
訓練は震度6弱の地震が発生し、津波警報が出されたとの想定で、一時避難所となる中学校の体育館に避難したさくらちゃんと家族は、住民や介護関係者にさくらちゃんの症状や生活に必要な避難物資について説明。避難所での支援体制を確認しました。
これは、氷見市が能登半島地震を受け初めて実施したもので、今後市内のほかの地域でも、このような医療的ケア児の支援を目的にした訓練が実施される予定です。
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