リニア中央新幹線静岡工区の環境保全策を確認する国土交通省の有識者会議は6日、静岡県島田市で大井川流域の県内10市町と静岡市、県の首長らと意見交換した。  冒頭以外は非公開。大井川の水資源や南アルプスの自然環境への影響、トンネル残土置き場直下に断層がある可能性が示されていることなどについて、意見を交わすとみられる。  リニアを巡っては、静岡県が9月、大井川の流量確保策など、JRが示した一連の対策を評価し、南アルプストンネル掘削工事の前段階で実施する県内でのボーリング調査を容認。川勝平太前知事が水資源や生態系への影響を懸念し、ボーリング調査や着工を認めなかった政策から転換した。


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