能登豪雨の発生から2週間となった5日、石破茂総理が就任後はじめて石川県内入りし、輪島市や珠洲市の被災地を視察しました。視察後、石破総理は今回の豪雨災害を激甚災害に指定する考えを示しました。

石破総理は5日午前、自衛隊機で能登入りし、最初に先月21日の能登豪雨で住宅4棟が流された石川県輪島市久手川町の現場を訪れました。石破総理は亡くなった住民4人への黙とうを捧げたあと、馳知事や輪島市の坂口市長から大雨特別警報が出された当時の状況について説明を受けました。

また床上浸水の被害を受けた輪島市宅田町の仮設住宅を訪れ、住民の話に耳を傾けました。住民からは「(水害で)揃えた物も全部だめになったので、この後の生活がちょっと心配というか、心が折れてしまった」という声が聞かれました。

午後には珠洲市内の被災地を訪れた石破総理。視察後、記者団に対し、「もう一度頑張ろうというお気持ちを持っていただくために、政府としてできる限り最大限の支援をしてまいりたいと思っている」と語りました。


石破総理は、今回の能登豪雨を激甚災害に指定する考えを示すとともに、防災庁の設置に向けた準備を進める考えを強調しました。

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