新たな公共交通システムとして札幌市が導入を目指す「連節バス」の走行試験が行われました。

貴田岡結衣記者
「札幌中心部を長い車体が慎重に角を曲がっています」

 札幌市は、2030年をめどに苗穂エリアや大通・すすきのエリアを結ぶ新たな公共交通として、水素燃料で動く「連接バス」などの導入を目指しています。

 5日は、全長およそ18メートル、定員134人の現在福岡市内で運行している連節バスを使い、実際の路線を走らせました。

試験では、運航実績のない札幌市内を安全に走行できるかが検証されます。

 試験は、交通量の少ない明け方に、商業施設「サッポロファクトリー」や駅前通りなどの札幌中心部をまわり、道路の構造や停留所での乗り降りに問題がないかなどが確認されました。

 札幌市は今後、雪道での走行試験なども行い、連節バスの導入の可能性を探ります。

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