中泊町の旧家、宮越家(みやこしけ)の秋の一般公開が始まり、贅をつくした建物や庭園を目の当たりにすることができます。中でも今回は、イギリスの大英博物館の所蔵品と「対」とわかった襖絵が注目を集めています。

一般公開が始まったのは、贅をつくした宮越家の離れ「詩夢庵(しむあん)」と、津軽地方に伝わる大石武学流(おおいしぶがくりゅう)の庭園も配置された「静川園(せいせんえん)」です。
日本を代表するステンドグラス作家、小川三知(おがわ・さんち)の最高傑作が無傷の状態で残されている「詩夢庵(しむあん)」で、今回、注目を集めているのが3組18面ある襖です。

このうち奥の間にある「花鳥図(かちょうず)」4面は専門家の調査でイギリスの大英博物館の所蔵品と関連があることがわかっています。
※ガイド
「こちらが大英博物館にある「秋冬花鳥図」と対のものだと判明たした「春夏花鳥図」。安土桃山時代から江戸時代初めに活躍した絵師で狩野派の方が描かれたものです」

春のサクラとキジ、夏の渓流が描かれた貴重な襖絵に訪れた人たちが見入っていました。

※訪れた人は
「新しく発見された襖絵とステンドグラスが好きなので見られて良かった」
「やっぱり目で見た本物は違いますね色が全然あせてなくてすごいと思う」

秋の一般公開は1日80人限定の事前予約制で、11月10日の終了日まですでに完売しています。町は作品保護の観点からチケットの追加販売や公開期間の延長は行わないとしています。

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