JR尼崎脱線事故の犠牲者に黙とうする「安全シンポジウム」の参加者=4日午後、京都市

 JR各社の労働組合でつくるJR連合は4日、京都市で「安全シンポジウム」を開いた。人手不足が鉄道の安全に与える影響について関係者や有識者が講演や発表をした。  同連合は、JR西日本や四国の主要労組などが加盟するJR最大労連。来年4月に発生から20年となるJR尼崎脱線事故を契機に、事故翌年の2006年から安全シンポジウムを隔年で開いている。  シンポジウムの冒頭、参加者約250人が脱線事故の犠牲者に黙とう。荻山市朗会長=JR西労組出身=が「同じような労災事故が繰り返されている。勤労観の変化を踏まえた対策が必要だ」と語り、知識や技術の継承が不十分となっていることなどに懸念を示した。


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