鹿児島市電の谷山電停で発生した3日の脱線事故で、鹿児島市交通局が事故原因の調査を進めています。通常運転に戻っているものの、臨時の停留場では4日朝遅れも発生し、利用客で混雑しました。

鹿児島市電の谷山電停で3日午後3時前、ホームに入ろうとした車両が切り替えポイントで脱線しました。当時車両には乗客乗員あわせておよそ20人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。

事故を受け谷山電停では、40メートル北の臨時の停留場が使われ、職員4人が案内していました。4日は始発から通常運転していますが、停留場での乗り降りなどのため最大30分の遅れが発生しました。

(利用客)
「15分以上待った」

「知らなかった。遅行しないか心配」

事故車両は、2つあるホームのうち右側のホームに入るため、ポイントを切り替え曲がろうとしたところ、何らかの原因で直進し、脱線したとみられています。

3日朝の点検では問題はみられなかったということで、鹿児島市交通局が詳しい原因を調べています。また、安全が確保されるまでしばらくはこのまま臨時の停留場を使う方針です。

鹿児島市電は今年8月には鹿児島駅前電停でポイントの老朽化による脱線がありました。

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