全日空は4日、空港の地上業務「グランドハンドリング」の訓練用として、仮想現実(VR)技術を使ったシミュレーターを羽田空港に導入した。訓練を効率化し、早期育成が可能になる。実際の機体や車両を使う訓練が難しい地方空港にも広げ、地上業務の人材不足解消を目指す。  シミュレーターでは空港や機種、時間帯、天候を選択し、ゴーグルを装着してコントローラーを操作。トーイングカーと呼ばれる車両で航空機を押したり、搭乗橋を設置したりといった作業を体験できる。機器の不具合などアクシデントを発生させる機能もある。  全日空によると、羽田のほか10空港に導入する予定。


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