涼しい日が増えてきたこの季節。
強い臭いを発するあの害虫が街中で多く見かけられています。

異臭を放つ黒い物体

照明の下を飛び回る黒い物体。
投稿者によると、この黒い物体の正体はカメムシということです。
刺激すると、異臭を放つことで知られるカメムシですが、この時期、街中でも見かけることが多くなってきています。

泉区のマンションに住む人:
「今日ちょうど家を出たときに5、6匹(カメムシが)いるのを見た。(Q.どこに?)家の玄関の扉と床に。洗濯物気になりますね付いたりしないか」
高校生2人組:
「(学校で)掃除しているときにカメムシいっぱいいました。(Q.何匹くらい?)30匹くらい。いっぱい出ていて、汚いというか気持ち悪かった」

カメムシ大量発生の原因は

カメムシなどの害虫による農作物への被害を対策する県の担当者によると…

宮城県病害虫防除所・我妻因信技術主幹:
「エサが無くなってくると新たなエサを求めて飛び回るので、おそらくそのエサを求めて飛び回っているところを見かけたのではないか。暑すぎると活動が衰えますし、寒すぎても動かなくなるので、ちょうど今の時期だと夕方くらいの気温が活動しやすいカメムシにとって活動しやすい温度なのではないか」

多く見かけるカメムシもこれからの季節、越冬の準備に入るため街中からは姿を消すだろうということです。

宮城県病害虫防除所・我妻因信技術主幹:
「これからカメムシは越冬する時期になりますので、だんだん気温が下がってくれば越冬する場所に向かっていくはず。街中で見かける量は減っていくと考えられる」

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