京都府警の本部長が部下に対して「殺すぞ」と発言した問題を受けて、坂井国家公安委員長は、けさの会見で「都道府県警察の最高幹部がこのような行為をしたことは誠に遺憾」と述べました。

この問題は、今年8月ごろ、京都府警の白井利明本部長が、警察本部で勤務中に、部下に対して「殺すぞ」と発言したものです。

警察庁は発言がパワーハラスメントに当たると認定。きのう白井本部長を訓戒処分とし、今月14日付けで警察庁長官官房付けに異動する内示を出しました。事実上の更迭とみられています。

この問題を受け、きょう午前、坂井国家公安委員長は警察本部長によるハラスメント行為について「誠に遺憾」などと述べました。

坂井国家公安委員長
「都道府県警察の最高幹部であるわけでございます。ハラスメント行為の防止等を推進する立場にあるという人間がこのような行為をしたことに関しましては誠に遺憾でございます。都道府県警察において本部長の指揮、監督が適切に行われるとともに、各種の警察活動が士気高く行われるようにしっかり警察を指導してまいりたいと思っております」

警察本部長が、自身のパワハラ発言で処分を受けるのは極めて異例のことです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。