黄門様ご一行が、詐欺を防ぎました。
高齢者を中心に被害が増えている悪質商法や特殊詐欺の手口を分かりやすく知ってもらおうと、3日、島根県出雲市で、社会福祉協議会のメンバーが水戸黄門一行に扮し、寸劇を披露、被害防止を呼びかけました。

「ジャーン!水戸の御老公であらせられる」

出雲市久多美地区の住民を前に寸劇を披露するのは、塩冶地区社会福祉協議会の劇団「あげそげ塩冶福祉座」です。

久多美地区が、出雲市の今年度の「悪質商法・ 特殊詐欺撃退モデル地区」に指定されたことから、特殊詐欺の手口をユーモアたっぷりに紹介しました。

被害者役
「市役所から電話があって、『携帯電話持ってATMへ行ってください』言われて」
黄門様
「そげなねぇ、ATM行って、お金なんか儲か~せんけん。騙されちょぉ、そりゃ絶対。気ぃつけて」

島根県では、去年1年間で71件、
約1億5400万円の特殊詐欺被害が発生していて、高齢者の被害は、52%に及びます。
また、今年に入り、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害も増えていて、こちらは、8月末までで45件、被害額は約4億8700万円に上ります。

住民
「細心の注意をして日々を送ろうと思う」

出雲警察署生活安全課 秋田智子 課長
「相談しやすい環境・地域、街づくりが重要。ちょっとでも不安に感じることがあった時に、相談しやすい家族や地域の方のつながりを大事にしていただければ」

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