パチンコ店やカラオケ店を経営する岩手県大船渡市の村上商事が、破産申請の準備に入ったことが分かりました。

代理人弁護士と東京商工リサーチによりますと、村上商事は1954年に塗料販売事業として創業、1983年に陸前高田市にパチンコジャイアンツをオープンしてから、パチンコ店の経営にシフト。その後、カラオケ事業もスタートさせ事業拡大。東北一円にカラオケ店58店舗を運営。2006年9月期には売上高81億2800万円にまでのぼりました。東日本大震災で沿岸地域の店舗が被災したものの、大船渡市や北上市に大型複合施設や飲食店ビルをオープンさせるなど、一時は売り上げは回復基調を見せました。その後、大手パチンコ店の進出やカラオケ人気の低迷もあり、2022年9月期の売上高は5億5100万円あまりに留まっていました。2024年4月ごろ事業を停止し、今回、破産申請の準備に入ったということです。去年9月時点の負債総額は9億6775万円ですが、その後、変動している可能性があるということです。

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