平和に貢献した人に贈る谷本清平和賞に、被爆米兵の研究を長年続けている被爆者の森重昭さん(87)が選ばれました。

谷本清平和賞は、被爆者支援に尽力した故・谷本清牧師の遺志を継いで「ヒロシマ・ピース・センター」が1987年から毎年、選んでいます。

ことしは広島市に住む被爆者で、歴史研究家の森 重昭さんが選ばれました。

森さんは、広島の原爆で米兵捕虜12人が犠牲になったことを、長年にわたる独自の調査で突き止めたことが評価されました。

2016年には平和公園を訪れた当時のアメリカ・オバマ大統領と対面しました。

2017年 日本記者クラブで森 重昭さん
「42年間、わが人生の半分以上を全部、アメリカ人の捕虜、捕虜の遺族を探すために費やしたんですよ。そうしたら大統領が私を認めて下さった」

ヒロシマ・ピース・センター 鶴 衛 理事長
「(森さんは)ウクライナや中東で戦争が続いておりますが、そういうことは絶対あってはならない、少しでも戦争をなくすことに貢献したいという強い意欲を私に語ってくださいました」

贈呈式は来月、行われます。

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