戦争で亡くなった人たちを追悼する式典が3日、鹿児島市で開かれました。

鹿児島市の戦没者追悼式は、日中戦争から太平洋戦争にかけて戦死した軍人や空襲などで亡くなった人たちを追悼するため、毎年開かれています。

3日はおよそ120人が参列し、遺族を代表し、太平洋戦争で捕虜となった父をモンゴルで亡くした久保一郎さんが追悼のことばを述べました。

(父を戦争で亡くす 久保一郎さん)「優しかった父の存在を忘れたことはありません。戦争は実に残酷なもの」

そして、戦争の悲惨さや平和の尊さを次の世代に継承するために、若い世代を代表して草牟田小学校の児童2人が献花を行いました。

(献花した・草牟田小6年 佐保絢美さん)「未来に平和な世界をつなげていきたいと思って花をたむけた」

(おじ2人が戦死)「私たちがいるのもおじたちが礎を築いてくれたおかげと思い手をあわせた」

参列者は、戦争で亡くなった人をしのび平和を願っていました。

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