大分県別府市で、高架下の商店街として1966年に開業した「べっぷ駅市場」が全面リニューアルされることになりました。JR九州グループが監修し、半世紀以上続く“市民の台所”が生まれ変わります。
(JR九州ビルマネジメント・星川正考さん)「中はこんな感じですね。天井はつぎはぎ状態で雨漏りもかなり起きている」
JR別府駅の高架下にある「べっぷ駅市場」。1966年に開業した昔ながらの商店街です。老朽化や空き店舗の増加によりリニューアルされることになり、1日から建て替え工事が始まりました。
(JR九州ビルマネジメント・城戸晴菜さん)「これまでも市民の台所として地域の方に愛されていた場所なので、今の駅市場の魅力を将来につなげたい」
リニューアルでは2つの区画に生まれ変わります。
駅前からの動線整備を行い、飲食店を中心に新しい担い手を創出する「新通り」。そして「本通り」では、現在営業している店舗が工事完了後にそのまま継続出店します。
リニューアル後、店舗数は計20店舗を超える予定です。
(常連客)「なくてはならないところ。市場というのは私たちの時代には思い出が多いし、人と人のやり取りがあるからそれが一番うれしい」
当初はおよそ40店舗が立ち並び、活気にあふれていたという「べっぷ駅市場」。開業時から生花店を営む松田さんは「リニューアルがにぎわいを取り戻すきっかけになれば」と期待を込めます。
(松田生花店・松田謙二さん)「お盆とか正月は人がすごかった。そういう風になりたいなという気持ちはある。まだがんばらないかんな」
(JR九州ビルマネジメント・城戸晴菜さん)「今の魅力を引き継ぎつつ地元の方が使っている生活の一部を体験できる場所なので、そこに魅力を感じて観光客も楽しめる施設になれば」
メインエリアの「本通り」は2025年の秋、「新通り」は2026年夏の開業を目指しています。
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