山梨県笛吹市に住むプロレスラーの男性。
プロレスラーとして活躍する傍ら、立ち上がる姿を通して「いじめの撲滅」に取り組んでいます。
黙々と筋力トレーニングに励む笛吹市の佐藤嗣崇さん29歳。
身長185㎝、体重100㎏。
一般の人の2倍近くある剛腕が特徴の佐藤さんは・・・
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「褐色の巨人佐藤嗣崇！」
プロレス団体「ZERO1」に所属するプロレスラーです。
大分県出身で2017年にプロデビューし、結婚を機に山梨に移住。
今年7月に開催された所属団体最大の大会で初優勝するなど、今注目のプロレスラーの一人です。
そんな佐藤さんが力を入れているのがプロレスを通しての「いじめの撲滅」です。
プロレスラー 佐藤嗣崇さん：
「いじめが増えている、ずっと増えているというニュースを見て、何かできないかと思ったときに、僕にできるのはいじめ撲滅 チャリティープロレスだと思って、これをやろうと思いました」
県内の公立の学校で確認されたいじめの件数は直近の2022年度で8103件と、過去最多となっています。
こうした現状をなんとかしたいと、子どもたちを無料で招待してプロレスイベントを開催しているのです。
9月8日、佐藤さんや県にゆかりのあるレスラーら およそ20人が参加して、山梨プロレス祭りが開催されました。
佐藤さんはトリのタッグマッチに出場しました。
プロレスラー 佐藤嗣崇さん：
「‟いじめがだめですよ”を伝えるのではなくて、夢や目標を持つことでいじめ撲滅につながると思っている」
プロレスラー 佐藤嗣崇さん：
「やられてもやられても立ち上がる姿を見て、子どもたちに何か感じてもらって、僕も 私も 1日がんばろう、学校頑張ろう、勉強頑張ろうという気持ちになってもらえたらうれしい」
得意のラリアットや必殺の投げ技「メイドインジャパン」に会場が沸きました。
試合は時間切れの引き分けでしたが、子どもたちに最後まであきらめない姿を見せた佐藤さん。
今後も山梨県からいじめを減らすために戦い続けます。
プロレスラー 佐藤嗣崇さん：
「山梨県をプロレスで盛り上げたいのと、いじめに対して僕のチャリティープロレスがきっかけで減らしていきたいというのが一番の目標。『日本で一番いじめの少ない県 山梨県』を目指します」
10月13日には甲府市中町の菅原天神社で、さらに19日には笛吹市みんなの広場で誰でも入場無料のいじめ撲滅プロレスイベントが開催されます。
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