警察官や検事をかたり、逮捕されるなどという話を受けた大分市内の80代の男性が先月現金880万円をだまし取られたことがわかりました。

警察によりますと9月、大分市内の男性(80代)の自宅の固定電話に「通帳に不正な金が入っている。このままだと逮捕される」などと警視庁の警察官をかたる男から電話がありました。その後、さらに検事を名乗る男から「不正な金が含まれていないか確認する。現金を袋に入れて玄関に置くように」などと連絡がありました。

話を信じた男性は電話で指示を受けながら自宅の外の門扉に現金880万円の入った袋をかけて、だまし取られました。

その後、男から受け取る予定だった書類が届かなかったため、不審に思った男性が1日警察署を訪れて相談し被害が判明しました。

警察は「警察官や検察官は現金を預かったりしません。金が絡む電話は詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけています。

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