プリペイドカードを購入させて金をだまし取る手口の詐欺を防ごうと、愛知県警が偽のカードを使った対策に乗り出しました。

パソコンの画面に「ウイルス感染した」などとうその警告を表示してサポート窓口と称した電話番号に誘導し、プリペイドカードを購入させてだまし取る「架空料金請求詐欺」。

愛知県内では、ことし1月から8月までに178件の被害が報告され、被害額が5億4000万円を超える事態となっています。

こうした詐欺を防ぐために作られたのがプリペイドカードと同じサイズで「コンピュータウイルス感染用電子マネーカード」「外国人の電話サポートに対応」などと印刷されたダミーのカードです。

犯人からの指示でプリペイドカードを買いに来た人が、これらのカードを買おうとすれば、店員が詐欺だと気付いて被害を防げるという仕組みです。

名古屋市南区ではコンビニエンスストア12店舗に加えて、2日からは家電量販店の店頭にも置かれることになりました。

南警察署では「今後も協力店を増やし、被害防止に努めたい」と話しています。

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