1日に新たに石破内閣が発足したことを受け、北朝鮮に拉致された疑いのある寺越昭二さんの家族が1日も早い帰国実現を求めて声明を発表しました。

家族会 寺越昭二さんの三男・内田美津夫さん「昨日の石破総理はこれまでつけることのなかったブルーリボンバッジを胸につけられていましたので、これまでの安倍・菅・岸田路線を踏襲して、すべての拉致被害者の即時一時帰国の原則を踏襲し、私たちと信頼関係を築きながらこの問題に取り組んでいただけるものだと期待します」

拉致被害者家族は高齢となっていて、事件の風化を懸念

志賀町の沖合で今から61年前の1963年に寺越昭二さんや甥の武志さんら3人が漁に出たまま行方不明になり、北朝鮮に拉致された疑いがある「寺越事件」。

昭二さんの息子や救う会石川などが石破新政権に向けて声明を発表しました。拉致被害者家族の多くは70代・80代の高齢となっていて事件の風化を懸念しています。

石破総理には拉致認定をしていただいて…

寺越昭二さんの長男・寺越昭男さん「石破総理には拉致認定をしていただいて、被害者の武志を帰国させるように。私らもあと何年生きられるかという感じでいなくなったらもう終わりという気がする」

声明は2日中に石破総理を本部長とする拉致問題対策本部に伝えられます。

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