札幌の奥座敷、定山渓温泉の紅葉スポット「豊平峡ダム」と乗り場を往復するシャトルバスに、新型の電気バスが導入され、1日運行が始まりました。

導入されたのは、BYD社製の最新型の電気バス「J6」。

定員は36人で、フル充電で約200キロ走行することが可能です。

エンジン駆動のバスと違い、二酸化炭素を排出せず、騒音も大幅に減らすことができます。

また車体は、子どもやお年寄りも乗り降りしやすい低床構造となっていて、最大速度は時速70キロですが、乗り場からダムまでの約2キロの道のりを時速30キロ以下でゆっくり移動します。

1日の出発式には、地元の定山渓保育園の園児約20人が招待され、新型車両の記念すべき最初の乗客として乗車しました。

バスを運行する札幌リゾート開発公社は、これまでハイブリッドバス4台を運行していましたが、新型の電気バス導入の狙いについて、より自然環境に配慮し、将来にわたって観光資源を守っていくことをあげています。

 

札幌リゾート開発公社の熊谷淳社長は「温泉、グルメ、様々なアクティビティを含めて定山渓を満喫していただきたい」と話し、これから本格化する紅葉シーズンに向けて、定山渓エリアの魅力をアピールしました。

昨シーズンは6万人の観光客が訪れた「豊平峡ダム」。

外国人観光客の増加基調が続く中、定山渓エリアの“外せないスポット”への移動手段として新型電気バスの価値が注目されています。

※なお取材した1日現在、豊平峡ダム周辺の木々の色づきは2分ほどで、紅葉のピークは今月中旬ごろだということです。

◇豊平峡ダムの新型電気バス
・営業時間:午前9時~午後4時半(紅葉シーズンは約10分おきに運行)
・料金:往復/大人1000円、小学生500円、65歳以上のシニア900円
・営業期間:雪が降り始める11月4日まで

◇豊平峡電気バス乗り場
・札幌市南区定山渓840番地先

◇問い合わせ
豊平峡電気バス事業所:011‐598‐3452

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